
アメリカのシーニックバイウェイのひとつブルーリッジパークウェイ。ノースカロライナ州アッシュビルの近く、Blue Ridge Parkway Destination Centerが今年の1月に建てられた。 訪れる人のためにこのセンターハウスは70席の劇場も、情報とオリエンテーションサービス、および書籍を提供する小売店、アパレル、 CDやDVD 、グッズ、お土産などを扱っているが、この建物の大きな特徴としてLEED認定(LEED certification standards (Leadership in Energy and Environmental Design))を取得したエネルギー効率の高い地球環境に優しい「グリーン建築」であること。
それを反映するものとして屋上緑化が施され、HVAC(換気空調設備)の他、トロンブ壁が設置されている。
南側ののこぎり型にデザインされた窓(最初の写真の左側)には採光をしながらトロンブ壁が設置され、効率よく太陽熱を蓄熱し、夜間の暖房をまかない、夏場は室内に取り込んだ太陽熱を室内に入らない様に外へ効率よく放熱している。

よって一年を通じて室内には快適な温度環境が提供されているが従来の建物に比べてエネルギー消費量を75%程度に抑えている。
トロンブ壁とは特に最先端技術とは言えません。エコが注目されて久しいが、エコは何も最先端技術とセットのものではありません。他の技術キーワードはヴァナキュラーだと思います。ヴァナキュラーと聞くと なんとなく未開の地の藁で編んだような家だとか 日干し煉瓦の家みたいなものを想像する人は多いかと思われますが、もちろんその土地で採れる材料で作る経済活動的な理由というのもありますが、その土地の気候に合った建築デザインというのも重要です。
高温だけであるならば断熱効果の高い石を使った家でいいのですが、多湿でもある日本であれば、通気性を重視して吸湿もする藁葺きと木材の家が日本のヴァナキュラー建築のベースになっているのもうなづけます。銀座に日本最初の洋式建築の煉瓦街が形成されるもカビが大発生して不評だった話はあまりにも有名ですね。
もちろんこれらの技術をこのまま取り入れるということはあまり賢明な選択とは言えないと思われますが、多くのヒントが含まれているのも事実。
機械に頼るシステムもいいですが、その土地の自然力学を取り入れたアイデアを盛り込んだ住宅というものが増えてくれるといいですね。
Via:Jetson Green
エコ建築