サンフランシスコにOne Rincon Hill Condominium Residencesというツインタワーの住居用ビルが建設されています。

ツインタワーの南棟は60階建ての超高層ビルになっているのですが、そんなに高いビルになると気になるのが風による揺れ。そして地震。
サンフランシスコも日本と同様に地震の大変多い場所なので地震に対するギミックも施されています。ただちょっとこのビルの地震に対するギミックは変わっているそうです。
制震技術のひとつなのですが制震というと 振り子を使った制震技術が頭に浮かびます。
Taipei 101 Damper movement on 12 May 08
こちらは台湾の台北にある660トンの制震ダンパー。揺れと反対の方向へ振り子が動くことによって揺れを打ち消すという制震装置なのですが、今回ご紹介するのは

屋上に巨大な水槽を設けてビルの動きに対してそこにとどまろうとする水の動きで揺れを制する制震装置LTMD(Liquid Tuned Mass Damper)
KRON4 - One Rincon Hill Earthquake
風による揺れはもちろん、大きな地震に対してもそのエネルギーを打ち消してくれるそうです。
似たようなのに三菱重工の流体式制振装置TLMD(Tuned Liquid Mass Damper)というのがあるんですが どう違うんですかね? こちらは中の水槽を細かく分割してるんですね。
ただいずれも水の特性を生かした素晴らしい技術ですね。

おまけにその溜めている水を使って消火システムを組み入れてみたり機能を増やすこともできるようです。
季節柄ではありますが、ヒートアイランド現象などが深刻化している今だと あと追加して欲しい機能として
“打ち水機能”
があるとうれしいです。日没になるとビル全体を水で濡らしてビル表面に蓄熱した熱を冷却し、せめて夜だけでも涼しい夜を過ごしたいものです。
スプレーすると周辺に影響を与えるというのであれば 内側に管を通して 水が浸透する外壁モルタルに水を通して気化熱を利用して冷却するっていうのもいいかもしれません。
そんなビルがたくさん建ったら 涼しい夏の夜が帰ってくるかもしれません。
Via:DIVICE
制震装置






